ぽつんと降ってく今日の色
少し寂しい藍の味
どこに僕は僕を誘うの
夕暮れの夜空
今日も終日無難な一日でしたって思ったって
本当はそんな楽じゃなくてさ
胸の奥影落とす期待の言の葉とかにさ
飲み込まれて泣きそうなの
闇を溶いた空の向こう側
見上げた街は揺れていた
渦を巻いたその霞の
かかった明日(あす)のその先なんて
そりゃもう分かりゃしないよって
言ってみたり
けどそう映しだされたんだ
刹那ふいに懐かしさに包まれて
見上げた空に
見とれたの
世界はだいぶ寝静まったようで物憂げに
曖昧な色に染まり流される
滲み出す今日の傍に少し居づらいので
形を嘆じ白むけど
「大丈夫」って呟いたくせに
明日が嫌いで眠れないや
きっと遠くでささめいた
昨日描いた明日(あす)の景色には
どんな色見えるのですか
教えてよ
澄み渡る蒼の静寂に
染まりそうな僕はきっとまた
涙に気づかぬ
フリをして
未来の音にも砕かれぬ
一度だけの宝石の夜に
願ったんだ今だけ
忘れさせてね・・・
心地よい風が唄う度
鎖は投下し塵になって
溢れだした想いは
仕舞わずに
きっと明日の霧は晴れて
儚げに揺れる世界抱きしめ
溶けだした空は
煌き未来創る夢に 染まってく